建設残土などの“違法盛土”によって引き起こされる災害から住民の命を守るため、県内全域で盛土の規制区域が指定されます。
おととし7月、静岡県熱海市で28人が犠牲となった土石流災害。これを受け、全国一律の基準で危険な盛土を規制する「盛土規制法」が今年5月から施行されました。石川県が26日初めて開いた検討委員会では、危険や不法な盛土を早期に発見するため、違法性の有無を判断する基準などが話し合われました。
県土木部 桜井亘 参事
「“自宅横の道路を通って多くのダンプが山の方へ向かっていく おかしい”など、通報をどのように受けてどう我々が動くのかも検討委員会の中でしっかり詰めていく」
県はすでに規制区域が指定されている金沢市を除く県内すべての市と町で基礎調査を行うなどして、規制区域の指定を進めます。