いよいよ夏本番。花火シーズン真っ盛り、7月26日は静岡市の日本平で花火大会が開かれます。コロナ禍を超えて例年以上の盛り上がりが期待される花火大会ですが、開催にはお金も人手もかかるため苦渋の決断を迫られる地域もありました。
1万発を越える花火が魅力で半世紀近く親しまれている「日本平(にっぽんだいら)まつり」今回で38回目を迎えます。
<坂口将也記者>
「ただいま午前10時です。会場では夜の花火ショーに向けて、着々と準備が進められています」
久しぶりの明るい夏を迎え、花火師たちも気合が入ります。
<イケブン 松田峻輔さん>
「こちらは花火の打ち上げ筒です。この中にスターマインと呼ばれる花火の玉が入っています」
こちらの会社ではこの夏、コロナ禍に比べると3倍ほど仕事が増えていて、来月末までは休みがない状況といいます。
<イケブン 松田峻輔さん>
「今年あたりはコロナ前くらいに花火大会の数があるので、皆さんに久しぶりにいい花火を見せたいなという思いを持ってやっている」
開催に向けて意気込むイベントがある一方で、苦しい状況に追い込まれた花火大会もあります。浜松市天竜区佐久間町の半場地区で開催されていた花火大会は地域住民の協力で開催されてきましたが、高齢化などの影響で中止を決めました。
<天竜区佐久間町半場地区 大石久則自治会長>
「改めて今年やろうとなった時に、住民にアンケートも取ったが、寄付も大変だし、それから花火大会をやるにあたっては、いろいろ準備をする人材もいないので、そういう事情から中止は致し方ないんじゃないかと意見が大勢を占めた」
「日本平まつり」も例外ではなく、逆風の中での開催を迎えました。
<第38回日本平まつり実行委員会 松本周平委員長>
「物価高や原材料高騰で花火自体の金額も上がっているというのは実際にもあって、何とか乗り越えて2年連続の開催となった」
それでも今回は、前回を上回る2万人以上の来場者を見込んでいるといいます。
<第38回日本平まつり実行委員会 松本周平委員長>
「本当の意味で思い切り楽しめるような年になってきていると思うので、天気もいいし、楽しんでいただけたら」
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