「猛暑と雨不足で、畑が砂漠化」

小笠原キャスター:
スイカで有名な千葉県富里市の森田商店の池延民雄さんにもお話を伺いました。
畑の状態について、池延さんは「猛暑と雨不足で、畑が砂漠化してしまっている」と話していました。
スプリンクラーなどで、何とか応急処置は行ってるんですが、これから出荷しなければいけない。
しかし、「落花生」は実入りは減っている、「さといも」は実が小ぶりになってしまう、「トマト」も実が割れてしまう、さらに「小松菜」は葉が薄く栄養価が減るなど、やはり暑さにかなりやられてしまっていて、なかなか市場に出せないというものが多くなってきてしまうそうです。
あと、千葉県富里市は、「ニンジン」の出荷量も日本一なんですが、10月末に向けて、これからお盆にかけて、種まき作業をするんですが、土が乾燥して種まきができないそうです。池延さんは「とにかく雨が降って欲しい。ただそれだけです」とお話されていました。
“種まきができない” 秋に野菜高騰の可能性
気象予報士 國本未華さん:
これまでも梅雨の期間で見ても太平洋側では雨の量が少なかったんですよね。日本海側は被害が出るほどたくさん降ってしまったんですけれども、偏りが大きいというところが心配なところですね。
ホランキャスター:
ここからは、台風で畑の影響などがあると、さらに農家さんたちに追い討ちというところはありますか?
オンライン直売所「食べチョク」秋元里奈 代表:
最近の大雨もすごく影響があったんですけど、こういう種まきができないというのが数か月後に効いてくるので、やはりこの影響というのがまた秋などに、野菜の高騰などに繋がってくるかもしれないというのはすごく感じますね。
井上キャスター:
極端ですもんね。雨が降るというと、ドカッと雨が降りますよね。暑くなりますし、それを年間でバランスを取るので、またそのひずみが出てしまうということなのかもしれません