25日は全国の160地点以上で猛暑日を観測する暑い1日になりました。東京・葛飾区では4年ぶりに花火大会が開催。花火大会での暑さ対策とは…。

家族のために場所取りをする男性「死ぬなと思ってテントを」

逃げ場のない、強い日差しが照りつけていました。

記者
「葛飾区の花火大会会場です。25日の午後2時現在、手元の気温計では37.3度を示しています。花火の打ち上げまで5時間前ですが、少しずつ場所取りのお客さんが集まってきました」

25日の夜、東京・葛飾区で4年ぶりに開かれる花火大会。暑いなか、少しでもいい場所で見ようと、場所取りする人の姿が数多く見られました。

千葉から来た親子
Q.何時ぐらいからここにいるんですか?
「12時半。暑い、暑い」
Q.暑いときはどうするんですか?
「扇風機をかけて、飲み物いっぱい飲む」

東京都心では最高気温が36.6度まで上がり、7月で7回目の猛暑日を記録。これにより7月の猛暑日が、2001年の過去最多と並びました。

この暑さで欠かせないのが熱中症対策です。花火会場には救護所が設けられているほか、熱中症への注意が呼びかけられていました。

しかし会場内には、日差しから逃れるための場所はないため、基本的には自分の身は自分で守るしかありません。

午後から仕事を休み、家族のために場所取りをする男性は…

葛飾区在住の男性(39)
Q.ちゃんとテントも張っていますが…
「最初はそのまま来ようと思ったんですけど、たぶん死ぬなと思ってテントを持ってきました」
Q.熱中症対策は?
「水筒と、冷凍の飲み物。(中身は)ポカリ、スポーツ飲料とカルピス」

25日は関東を中心に、各地で猛暑日が続出。建物の外では、暑さから逃れることはできません。

全国で最も暑かったのが群馬県伊勢崎市です。午後1時ごろに気温が39.5度に達し、災害級の暑さとなりました。

午後5時時点で猛暑日を観測したのは、160地点を超えました。果たして今年の夏は、どれくらい暑くなるのでしょうか?

気象庁 異常気象情報センター 楳田貴郁所長
「もう既に気温が高くなっておりますので、先のことではなくて、もう今から注意が必要ということだと思っております」

気象庁は、8月から10月にかけて予想される気温について、平年と比較していずれも全国的に高くなることが予想されるとして、熱中症の危険性が高まることへの注意を呼びかけました。

夕方、葛飾区の花火大会の会場周辺では…

警備員
「横断歩道のご利用をお願いします。大変混み合っております」

警備員が誘導するなか、最寄りの駅からは来場者の長い列ができていました。

そして午後7時20分、約2万発の花火が夜空を彩りました。この夜、会場に詰めかけたのは約77万人。その1人1人の胸に刻まれました。

来場者
「すごい。最高でした」
「コロナで何もできなかったんですけど、花火見て、これからももっと楽しめることがあるのかなって」

今後も各地で開催される花火大会。例年以上に暑さへの備えが必要です。