新型コロナの影響で運休していた仙台と中国の大連・北京を結ぶ定期便の運航が25日、およそ3年半ぶりに再開されました。ビジネスや観光での交流の活性化が期待されています。
運航が再開されたのは、中国国際航空の「仙台-北京便」です。25日は中国からの観光客ら47人が仙台空港に到着し、伊達武将隊などから歓迎を受けました。大連を経由して仙台と北京を結ぶ定期便は、新型コロナの影響で2020年2月から運休していましたが、需要の回復が見込めるとしておよそ3年半ぶりに再開されました。

仙台国際空港 鳥羽明門代表取締役:
「宮城・東北と中国との間で観光、ビジネス、文化活動などで交流が再び始められることを大変喜ばしく思います。」
大連からの観光客:
「2回目(Q何年ぶり)17年ぶりぐらい」
大連からの観光客:
「(娘が)ずっと(祖父母と)触れ合う機会がなかったので、やっと日本語で交流できるいい機会だと思う」
出発便はおよそ7割の搭乗率となる乗客110人を乗せ25日午後3時前に離陸しました。仙台-北京便は、毎週火曜と金曜に運航されます。中国国際航空は仙台-上海便についても今年10月末の再開を目指しています。

仙台空港発着の国際線の定期便については、アシアナ航空の韓国・ソウル便が今年4月に再開され火曜、金曜、日曜の週3便運航されています。台湾の台北便も、今年に入りエバー航空やタイガーエアが運航を再開。また、スターラックスが今年4月に新規就航していて、毎日運航されています。そして、25日北京便が運航を再開したことで国際線の定期便は3路線となりました。