中古車販売大手のビッグモーターによる保険金の不正請求問題をめぐり、特別調査委員会が行った調査で、石川県野々市市内の店舗でも修理事例のうち少なくとも30件で不適切な行為が行われた疑いがあることがわかりました。
ビッグモーターをめぐってはドライバーやゴルフボールなどで顧客の車にわざと傷をつけるなどして、損害保険会社に保険金を水増し請求していた問題が明らかとなっています。
損保会社からの要請で設置された特別調査委員会の報告書によりますと、石川県野々市市三日市のビッグモーター野々市店で行われた71件の修理事例が検証され、このうち30件で不適切な行為が行われた疑いがあることがわかりました。
また一連の問題をめぐり、ビッグモーターの兼重宏行社長は25日午前11時から都内で記者会見を開き、謝罪するとともに、26日付けで辞任することを明らかにしました。