川の深さ 意外な落とし穴も
もう一つ注意していただきたいのは、雨で増水した後の川です。

水難学会 斎藤会長
「水の量が元に戻っても、川底がえぐれて深さが変わっている可能性がある。きのうは大丈夫でも、きょうは違うと思うことが大切。一歩ずつ確認を」
ホラン千秋キャスター:
大人でも足がつかなくなってしまうと大変恐怖を感じますし、冷静でいることが難しくなると思うのでお子さんは特にだと思うんですよね。浅いなと思ってもライフジャケットを必ずつけておくとか、大人たちが目を離さないような状況を作るとか、配慮をしながら遊ばなくてはいけないなと思います。
若新雄純 慶応大学特任准教授:
足が取られると、いつもと違う感覚になるのでパニックになりますよね。パニックになるときにまた焦って、まともな判断ができなくなるというか。
異常気象も増えてきているから、川に行かなくてもすごい水が氾濫したり、水がいっぱい浸かっているとかあると思うんですけど。
僕らは何でもかんでも、リモコンとかで思い通りに操作できるものばかり増えてきたじゃないすか。操作できないものが身近にあるというか、自分たちの思い通りにできない自然と向き合うことを学ぶ、学校でも図工とか体育みたいな授業の中に自然みたいな時間がないと「自然と付き合うな」っていう社会になっちゃう気がしますけどね。
日比キャスター:
これからは遠出をするときはライフジャケットを必ず持っていくというのも大事ですね。

南波キャスター:
斎藤会長も、ライフジャケットは“川のシートベルト”だと話しています。もし、子どもと遊ぶとき、流れの下流側に仮に流されてしまっても大丈夫なように大人がいてほしい。あとは、川遊びは“膝下の深さまで”を大事にしてほしいということです。