子どもたちにおなじみのあの素材で描くアートの展覧会が防府市で始まりました。いったいどんな作品なのでしょうか?

街の夜景を描いたこの作品、よ~く見ると…丸いシールで表現されているのが分かります。

こちらは春の景色を描いています。
山に残る雪や、咲き誇る花はやはりシールです。

「シールアート・大村雪乃展」は、山口県防府市にあるアスピラートの開館25周年を記念した展覧会です。
tysなどで放送中の人気番組「プレバト」に出演している現代美術家・大村雪乃さんによる、およそ40点の作品が展示されています。

現代美術家・大村雪乃さん「(夜景の)美しさの根源にあるものってなんなんだろうとか、そういう、もっと別の角度で見られるような工夫になれればなと思って制作しました」

きょうは、大村さん本人が来館者と一緒に会場を回り、作品を紹介しました。

ギャラリートーク・周南市の工場夜景をモチーフにした作品「SHUNAN」と「SHUNAN2」を解説「日常の夜景とは全然違った風景になっていて、それらを画面にどうやって成立させようかってことを非常に考えた作品ですね」

会場には、シールアートを体験できる作品もあり、最初のシールは大村さんが貼りました。
特別に下絵が描かれていて、訪れた人が貼っていくと防府天満宮ができあがるというものです。

現代美術家・大村雪乃さん「貼ってシールがくっついて絵になっていくっていう過程を、皆さんに楽しんでもらえたらうれしいです」

展覧会は、きょうから来月27日まで開かれています。