現役の学生が関係する大学ベンチャーの数が富山県は全国最下位レベルとなっています。その起業家が育ちにくい風土を変えようと、県内の学生たちが、起業したい学生を応援する団体を立ち上げました。
射水市にある古民家のガレージで設立会見を開いたのはー。
「僕の頭の定義では失敗という言葉は存在しないんですよ。僕が定義しているのは成功か学びか」

「一般社団法人T―Engine」県内の起業したい学生たちを支援する団体です。県内の学生による学生のための団体で、代表理事は、自身も製造業向けのシステム開発会社を起業した富山県立大学大学院の加藤哲朗さんが務めます。

県内の大学発ベンチャーの数は、2021年度まで8年間、全国最下位でした。加藤さんらは、この起業家が育ちにくい富山の風土を変えたいとして、高校などで起業家精神を育む授業や講演を行ったり、学生のビジネスアイデアに応援金を送るイベントなどを開催していきます。