梅雨入りを前に、雨不足が深刻な状態になっています。
鳥取県西部を流れる日野川では、3年ぶりに取水制限を実施していますが、4日からは制限率について、5%から10%へ引き上げることが決まりました。

鳥取県西部を流れる日野川では、まとまった降雨が少ない状態が続いているため、日野川河川事務所は5月26日から5%の取水制限を行っています。

しかし、米子市にある日野川の車尾堰で、流量が、取水制限を実施する基準となる毎秒1トンの流量を下回る、0.55トンの流量となっていることから、4日から農業用や工業用などの取水制限率を10%へ引き上げることになりました。

日野川流域での5月降水量は、過去10年間平均の35%にとどまっているほか、日野川の上流にある菅沢ダムの貯水率が54.2%にまで減っているということです。

日野川河川事務所では、今後の雨の状況を注視しつつ、状況にあわせて対応していくとしています。