アメリカのニューヨーク・タイムズは20日までに、IT大手グーグルがニュースの記事を作成するAI=人工知能の開発を進め、複数の報道機関に売り込んでいると報じました。

ニューヨーク・タイムズによりますと、開発が進んでいるのはグーグル社内で「ジェネシス」と呼ばれている製品で、時事問題の情報を取り込み、自動で記事を作成することができるということです。

グーグルはニューヨーク・タイムズのほか、ワシントン・ポストなど複数の報道機関にこの製品を売り込んでいて、グーグル広報担当者は「アイディアを模索する初期段階」としたうえで、「記事を書いたり、事実確認をするジャーナリストの本質的な役割に取って代わることを意図したものではない」とコメントしました。

生成AIが拡大する中で報道への活用をめぐっては、記事の正確さに対する懸念が指摘されています。