うそ電話詐欺被害を未然に防いだとして、下関市のコンビニエンスストアの店員3人に警察から感謝状が贈られました。

感謝状が贈られたのは、ファミリーマート下関王司上町店の店長、竹本里美さんと、店員の松尾真美さん、南優亮さんの3人です。

店舗には先月26日と今月2日、60代と80代の男性がそれぞれ、電子マネーカードを購入したいと来店しました。

男性に購入理由を尋ねると、いずれも「パソコンに警告画面が出て、電話をしたらカードを買うように言われた」と話したため、3人は、県警が配布している注意喚起のチラシを見せて男性に詐欺と説明し、警察に通報して被害を防ぎました。

この店舗では、ふだんから電子マネーを高額購入する客には、声をかけるようにしているそうです。

ファミリーマート下関王司上町店竹本里美 店長「これからも今までと変わりなく、お客さんが被害に遭われないようにしていこうと思います」

県警によりますと、県内ではことし6月末までにうそ電話詐欺の被害が37件発生していて、被害総額は1億1146万円に上ります。