「地域に入り込むことに戸惑い」イジュトークにUターンの参加者
参加者
「ちなみにサモアとはどこにあるんですか?」
女性
「ニュージーランドとハワイの間の…」

会場で海外からUターンしてきたという女性を見つけました。南太平洋のサモアからUターンしてきた田畑梨杏里さんです。約10年ぶりに戻ってきた七尾市。田畑さんは故郷であるにもかかわらず地域に入り込むことに戸惑いを感じていました。
田畑さん
「外に出ている期間が長いと、戻ってきたときに自分も移住者みたいな感じで…参加することで、ここからまた私も自分のコミュニティを作っていけたらなと思います。」
現在、市内の企業で広報を担当している田畑さん。

マイクでPRする田畑さん
「スギヨのカニカマレディです。ズワイガニのオスとメスのいいとこどりをしたカニカマが出ました」
イベントでも商品のPRを忘れません。
別の日。田畑さんは七尾市内のスポーツクラブで商品のアンケート調査を行っていました。

田畑さん
「これ買わない理由って何ですか?」
客
「だって食感が違うもん」
調査のための場所を貸してもらうきっかけとなったのもイジュトークです。田畑さんは「移住や戻ってきたというコミュニティだったら、色んな人が混ざっているという所で、今までになかったコラボだったり、繋がりは作りやすいのかなとは思いました。」と話します。
イジュトークをきっかけにした起業など、移住者同士の結びつきが新しい地域の活性化策につながると期待が寄せられています。

小梶さん
「僕はまさしくイジュトークで親友が出来て相棒という人間が出来て、一緒に会社を起業するまでに至ったので、参加されたイジュトークをきっかけに何かしら前向きに一歩踏み出せるというのが常にあれば」
(後編につづく)