コロナ禍で、長野県内の観光業も大きなダメージを受けてきました。
客足が一時、半分ほどに落ち込んだ軽井沢町の老舗旅館では、19代目を継ぐ男性が、あるものとの二足の草鞋で伝統を守ろうと奮闘しています。
江戸時代に中山道(なかせんどう)の旅人を迎える旅籠として創業した軽井沢町のつるや旅館。

芥川龍之介など多くの文人たちにも愛された歴史ある宿です。
取締役として20人の従業員をまとめるのは佐藤守(まもる)さん。
いずれ19代目を継ぐつもりです。
老舗旅館の跡取り息子、佐藤さんには、もうひとつの顔がありました。
それは!

■佐藤守さん
「こんにちは、つるや旅館の佐藤守です。夏真っ盛りの軽井沢ということで旧軽井沢の最新の様子をお伝えする旧軽さんぽ7月号、それではいってきます!」
ユーチューバーです!

コロナ禍で客足が遠のいた旅館や、軽井沢への誘客につなげようと、3年前に「つるや旅館チャンネル」を開設。
町の歴史や文化、おすすめのグルメなどを紹介し続け、6月にはチャンネル登録者数が1万人を超えました。