7月6日、プロ8年目で初のお立ち台に立った楽天・村林一輝。この日も2点タイムリーを放ち勝利に貢献するなど、その勢いは止まらない。楽天後半戦での巻き返しのカギを握るのは、間違いなくこの男だ。
名脇役たちの存在とは…
佐野皓大、川瀬晃、金子侑司、和田康士朗、谷内亮太、荒木貴裕、柴田竜拓、小幡竜平、増田大輝、矢野雅哉、加藤翔平。
各球団に必ず、いわゆるバイプレーヤー=名脇役が存在する。代走、守備固め、代打、たまのスタメン出場。頭から出ることは少ないが、いつ呼ばれてもいいよう常に準備を欠かさない。ベンチにいてくれると安心する存在だ。
影で支える存在がいてこそ、チーム構成は上手くいく。
(冒頭の11人は私の独断で選んだ。それぞれのチームのファンからは異論があるかも知れないが、そこは大目に見て欲しい)
楽天イーグルスでこの立ち位置の選手は、村林一輝だ。いや、この立ち位置“だった”選手である。
楽天 村林一輝選手:
「来年はレギュラーを取れるように頑張ります」
昨年末の契約更改後の会見で語っていた言葉。一軍にいる時間は長いものの、これまでは代走や守備固めでの出場がメインだった。
スーパーサブとして貴重な存在。ただもちろん、望んでその役割を務めていたわけではない。
最初に挙げた11人の選手たちも、恐らく同じ考えを持っているはずだ。