小学生や中学生の夏休みが迫るなか、今年の夏休みに使う予算が2年連続で増加したことがわかりました。

生命保険大手の明治安田生命が20代から50代までの男女1120人を対象に行ったアンケート調査によりますと、今年の夏休みに使う金額の平均額は7万2668円と2年連続で増加し、コロナ禍前の2019年の金額を上回りました。

予算を増やす人のうち、およそ7割が「旅行に行くため」と回答し、去年から1.4倍に増加しました。

新型コロナの感染症法上の位置づけが5類に移行して以降、初めての夏休みとあって、▼行き先をより遠くにするほか、▼旅行日数を増やすなどコロナ禍でたまった旅行需要が強く表れました。

一方、物価高も夏休みの過ごし方にも影響を与えています。去年より予算を「減らす予定」と答えた人のうち、6割以上が「物価高騰により家計が厳しくなるため」と回答。

調査を行った明治安田生命によりますと、「猛暑となれば電気代がかさむ可能性もあるほか、食品など身の回りの商品・サービスの値上がりが家計の逆風になっている」と分析しています。