南アフリカは来月のBRICS=新興5か国の首脳会議にロシアのプーチン大統領が出席しないと明らかにしました。プーチン氏に対しては、ICC=国際刑事裁判所が逮捕状を出していて、南アフリカの対応が注目されていました。

南アフリカ大統領府は19日、BRICS首脳会議にプーチン大統領は出席せず、代わりにラブロフ外相が出席すると発表しました。南アフリカとロシアの「双方の合意に基づく」としています。

ロシア大統領府によりますと、プーチン氏は現地に行かず「オンライン形式で会議に参加する」ということです。

プーチン氏に対しては、ウクライナからの子どもの連れ去りに関与した戦争犯罪の疑いでICCが逮捕状を出していて、ICCに加盟する南アフリカはプーチン氏が入国した場合、拘束する義務があります。

南アフリカのラマポーザ大統領はICCに対し、拘束義務を免除する例外措置を求めていましたが、プーチン大統領が来訪をとりやめたことで義務も発生しないことになります。