■MLB エンゼルス 5ー1 ヤンキース(日本時間19日、エンゼル・スタジアム)
エンゼルス・大谷翔平(29)が本拠地で行われたヤンキース戦に「2番・指名打者」で先発出場。3打数1安打2三振で打率は.307、7試合連続ヒットをマーク、日本人メジャー初の4試合連続ホームランとはいかなかった。
大谷はここ30試合で18本中7回以降のホームランが12本、ゲーム終盤でのアーチが目立つ。この日、ヤンキースの先発は先月29日のアスレチックス戦でメジャー史上24人目の完全試合を達成したD.ヘルマン(30)と対戦、1回の第1打席、前日18日(日本時間)ストレートをホームランにされているヤンキースバッテリーは変化球攻め、1球目、132キロのカーブ、2球目138キロのチェンジアップで連続空振り。3球目も低め134キロのカーブで珍しく3球空振り三振に倒れた。それでも続く3番・M.モニアック(25)が先制の2ランを放った。
ベンチでは大谷がスタンバイしていると若手注目株のモニアックが積極的に大谷に話しかけて技術を吸収しようとする姿も見られた。さらにその輪にZ.ネト(22)も加わり話しに耳を傾けていた。モニアックは「大谷は世界一のプレーヤーに間違いない」と話していた。
3回、無死一、二塁のチャンスで第2打席、長打を警戒して低め中心の攻めとなったが大谷もしっかりボールを見極め四球で出塁しチャンスを広げた。
3対1と2点リードで迎えた5回、1死一塁で第3打席、カウント1-0から内角低めのチェンジアップに上手く腕をたたんで痛烈な打球をライト線へ。両リーグトップとなる今季7本目の3ベースで7試合連続安打、1点を加えた。スタンドで観戦していたA.モレノオーナーもハイタッチで喜びを表していた。さらに大谷イズムを吸収している3番・モニアックがタイムリーを放ち5対1とエンゼルスが大きくリードした。
7回、第4打席はヤンキース2人目、A.アブレイユ(27)の内角低め158キロのストレートに手が出ず見逃し三振に倒れた。大谷は3打数1安打2三振で打率は.307、7試合連続ヒットをマークした。エンゼルスは7月に入って初の連勝、勝率を5割に戻した。