「高収入、即金で日給10万円」。SNSを通して甘い言葉で近づく「闇バイト」。一度関わると抜け出せない怖さを夏休みを迎える高校生が学びました。

関根篤志さん「過失であっても犯罪に加担したことになります。」
「闇バイト」の怖さを学ぶ講演会が18日、福島県郡山市の湖南高校で開かれ、およそ50人の生徒と地域の人たちが参加しました。
講師は福島県警の警察官を17年間努めた防犯コンサルタントの関根篤志さんです。関根さんは、身近なSNSで言葉巧みに近づく闇バイトの誘いの実態に触れ、個人情報を握られ「一度関わると抜け出せなくなる」こと、さらに殺人にまで至るケースもあることなどを説明して警鐘を鳴らしました。

夏休みを迎える高校生たちは…。
高校3年生の男子生徒「疑うところからスタートして、アルバイトをちゃんと選んでいきたいと思います。」
高校3年生の女子生徒「きょう出てきたキーワードとかをもう一度振り返って正しくSNSを使っていきたいと思います。」
防犯コンサルタント・関根篤志さん「安易な高額報酬とか楽な仕事とか、キーワードに気を付けてもらって毎日を生活してもらえたらなと思います。」
高校では、夏休みのアルバイトやSNSの接し方など注意を払うよう呼びかけています。
