熱中症が心配なこの季節、車内はどれくらい暑くなるのでしょうか。
JAF=日本自動車連盟が、気温35℃の日に実験した映像があります。
エンジンを切り窓を閉め切った車では、測定開始時25.5℃だった車内の温度が、5分後には35.5℃と10℃上がりました。そして10分経過すると、38℃近くなり、ダッシュボードは55℃を超えました。

このように、非常に危険な暑さだということがわかります。
では、暑くなった車の中を、できるだけ早く涼しくするにはどうすればよいのでしょうか。ポイントは、エアコンをかけながら走ること。手順のコツが2つあります。
①まず、窓を全開にし、エアコンを外気導入に設定して走行します。
②熱気が外に出たら、今度は窓を閉めてエアコンを内気循環にするのが、最も効率的だということです。

短時間で温度を下げることで、ガソリンの消費や排ガスも抑えられます。
その他にも気を付けたいのが、熱を持ちやすい部分です。ハンドルやダッシュボードのほか、チャイルドシートの表面、ベルトの金具などは、熱が逃げにくいので、子どもを乗せるときは注意してください。
