海の日にちなんで富山県射水市の海王丸パークでは帆船・海王丸の帆を張る展帆作業が行われました。

朝から青空が広がった射水市の海王丸パーク。

17日の県内は2日続けて熱中症警戒アラートが発令され危険な暑さとなったため、作業の規模を縮小し29枚ある海王丸の帆のうち11枚を広げる「縦帆展帆」となりました。

作業の前には海の日を記念して、船を見送りに来た人に感謝を示す船上での最高の礼「登しょう礼」が披露されました。
展帆作業は多くのボランティアによって支えられていますが、近年、高齢化などを理由にボランティアの数が減少傾向にあります。

このことをうけて17日は富山国際大学観光専攻の学生6人も参加し、地元の観光資源を守ろうと汗を流しました。
学生ら:「わっしょい」

大勢で力を合わせ順番に帆を広げていき…開始からおよそ1時間。
ついに別名「海の貴婦人」と呼ばれる海王丸が白い帆を涼しげになびかせ、優美な姿を見せました。

参加した学生たちも満足げな様子。
学生:「帆を張っているのを見るのはイベントのときしかないので。多くの方に見ていただいてよかったです」


学生:「暑かったけど、射水市の観光保全に協力できてよかったです」
