全国的にも珍しい風習です。瀬戸内市邑久町の寺で、きょう(16日)江戸時代から続く、新仏や戦没者の冥福を祈る「投げ銭供養(なげせんくよう)」が行われました。
瀬戸内市邑久町の朝日寺(ちょうにちじ)で行われた「投げ銭供養」、この地域に江戸時代から続くとされる風習です。
亡くなった人の戒名が読み上げられると、親族や生前親交があった人が供養としてさい銭を投げます。新型コロナの影響で去年は開催できなかったことから、この2年間に亡くなった人が新仏として供養されました。
(参列した人)
「おじいちゃん(夫)も元気で頑張って。私も元気で頑張るからねって投げました」
「初めて。投げるというのは衝撃でした」
瀬戸内市の重要無形民俗文化財にも指定されている「投げ銭供養」。朝日寺はこの供養を続け、後世に残していきたいとしています。