40年近く運行を続けた静岡鉄道の1011号が7月16日、引退を迎え、鉄道ファンたちがラストランを見守りました。

500人近くのファンが集まったのは静岡鉄道の長沼車庫です。お目当ては16日で引退となる1011号。1984年に運行を開始し、新静岡駅から新清水駅まで走り続け、市民に愛された車両です。記念品売り場にはコースターや下敷きが並び、ファンが行列をつくりました。

新静岡駅には、最後の勇姿を見守ろうとカメラを手にしたファンたちが詰めかけました。

<中学生のファン>
「当たり前にいたのに当たり前じゃなくなるのが少し悲しいです」

新静岡駅を午後4時8分に出発した1011号は柚木駅に向かい、最後の運行を終えました。