愛とロマンの象徴であり「花の女王」と称されるバラ!ローズ。
愛知県は“花王国”として知られ、切り花の生産が年間およそ5憶本。
バラの生産が3800万本以上と日本一。

バラを「市の花」に認定している、愛知県西尾市では3年前から、6月2日の「ローズの日」にイベントを開催するなど、市内のバラ農家が一丸となって盛り上げています。
(レインボーバラ共選組合 副組合長 成瀬克弘さん)
「コロナ禍の中で、ブライダルの件数としてはコロナ前後で約半数になってしまって、そういったイベントごとの、バラの消費量が落ち込んでいる中で、もっと皆さんにバラを楽しんでもらうという思いを込めて「ローズの日」を積極的にPRしている」。
バラの生産量はコロナ禍で激減。感染拡大が落ち着き始めた最近では、ウェディング用のバラの注文が少しずつ戻っていて、売上げは6割まで回復しているそう。
しかし 、新たな問題が…
(名港フラワーブリッジ 浅野光寿さん)
「資材が高騰しています。ガソリン代も上がり、トラックの運送費が上がってきた」。
原油高の影響でハウスの維持費が上がっているほか、肥料代も値上がりに。コロナの影響が落ち着き始めたところに物価高が直撃し、再び苦境に立たされているのです。

(名港フラワーブリッジ 浅野光寿さん)
「ただ、買いにくいまでの単価になると、手に取ってもらえなくなる。皆さんに手にしてもらうのが一番いいので、その辺は気を付けてやっている」
そこできょう6月2日の「ローズの日」に、愛知県半田市で行われたのが「ミニブーケ」を作るイベント。バラを特別な日だけに贈るのではなく、身近に感じてもらおうという狙いです。
(参加者)
「柔らかい色味のものとか、いっぱい品種があることを知ったので、取り入れていければと思います」
「大きな花束でなくても、少しあるだけでも華やぐなって思いました」
愛情や友情などバラには色や本数で様々な意味があるといいます。この機会に大切な人へバラを贈り、感謝の気持ちを伝えてみてはいかがでしょうか。