■第25回アジア陸上競技選手権大会 最終日(日本時間16日、タイ・バンコク)
女子5000mに出場した山本有真(23、積水化学)が15分51秒16で優勝。この種目で初めて日本に金メダルをもたらした。大会は1973年から始まり、2年に1度行われている。前回大会は新型コロナウィルスの影響で中止された。
レースは中盤まで山本を含む5人がトップ。4000m手前で山本が先頭に立ち、インドの選手と競り合いながらラスト1周となる。最後の直線で逃げ切りフィニッシュした。
また男子5000mでも日本チャンピオン・塩尻和也(26、富士通)と昨年の世界選手権代表・遠藤日向(24、住友電工)が序盤から先頭でレースを引っ張り、抜け出した。終盤に遠藤がスパートしトップの13分34秒94で優勝、日本選手権2位のリベンジを果たした。塩尻も続き13分43秒92で日本勢ワンツーフィニッシュとなった。