■第25回アジア陸上競技選手権大会 最終日(日本時間16日、タイ・バンコク)
12年ぶりの出場となったディーン元気(31、ミズノ)。先月1日の日本選手権では82メートル65で連覇を達成、先月19日にはフィンランドで行われたWEコンチネンタルツアーではシーズンベストの82メートル95をマーク。好調を維持してアジア選手権に臨んだ。
1回目で77メートル30をマークすると、2回目は77メートル69と記録を伸ばした。徐々に飛距離を伸ばしていくと3回目には81メートル27。決勝で唯一の81メートル台でトップに立った。さらに4回目、完璧なタイミングで放たれたやりは綺麗な放物線を描き、83メートル15、シーズンベストをマークし優勝を飾った。
新井涼平(32、スズキAC)は1回目、2回目と助走のタイミングが合わずにファウル。3回目はしっかりタイミングを合わせ72メートル31。最後の6投目で72メートル43と記録を伸ばしたがで5位に終わった。
女子砲丸投の郡菜々佳(26、新潟アルビレックスRC)は先月4日の日本選手権では16メートル19で3連覇を達成。2年ぶりに16メートルスローを見せた。アジア選手権での1投目は16メートル02をマークした。しかし、2投目以降は記録が伸びず、7位だった。