今月完成し鹿児島海上保安部に配備された大型巡視船「あさなぎ」が15日、鹿児島港に初入港しました。

大型巡視船「あさなぎ」は、全長140メートル、総トン数6000トンで、およそ175億円かけて今月6日完成しました。
「あさなぎ」は波風がなく静かで穏やかな状態のことをいいます。ヘリコプター2機を搭載でき、40ミリ機関砲や停船命令などを表示する装置などが搭載され、尖閣諸島周辺の警備や大規模災害などに対応します。

(巡視船あさなぎ 原田正彦船長)「最新鋭の装備を備えたあさなぎを受け取った。1つ1つ任務を遂行していきたい」

(鹿児島海上保安部 浜平清志部長)「緊張感をもって日本周辺海域を取り巻く状況に対処していくという決意をもって対応している。期待に応えられるよう業務にまい進する」

また、鹿児島海保には同じ6000トン級の「ゆみはり」が今年度内に配備される予定です。すべてそろえば大型巡視船はあわせて10隻、このうちヘリコプター搭載型は国内最多の6隻になります。