ロシアで6月に反乱を起こした民間軍事会社ワグネルの戦闘員が、ベラルーシ軍の兵士に対し軍事訓練を行っていることが明らかになりました。

ベラルーシ国防省は14日、首都ミンスク南東の演習場でワグネルの戦闘員がベラルーシ軍の兵士の軍事訓練を行っていると明らかにし、動画を公開しました。

ベラルーシ当局がワグネル戦闘員の入国を公式に認めたのは初めてです。

ワグネルをめぐっては、プーチン大統領が創設者プリゴジン氏ら幹部にロシア軍の指揮下にとどまることを提案したものの、プリゴジン氏が拒否したとロシアの有力紙が報道しています。その際、プーチン氏は「ワグネルは法的に存在しない」と指摘したとしていて、ワグネルの今後の処遇が注目されます。