今年8月9日の平和祈念式典で奉安される原爆死没者名簿への記帳が2日朝から始まりました。

原爆死没者を永久に記録し、恒久平和を祈って作成される原爆死没者名簿。去年までに18万9245人の名前が記され、毎年8月9日の平和祈念式典で奉安されてきました。
長崎市の被爆二世・森田孝子さんはこれまで21年に渡り筆耕を務めています。去年8月から今年7月末までに新たに判明した原爆死没者の氏名、命日、年齢を心を込めて綴ります。

森田孝子さん(被爆二世)「亡くなられた被爆者の方々の生きた証としてお一人お一人、ご冥福をお祈りしながら、記帳作業を進めて参ります」
作業は8月上旬まで続く予定で、約3300人の原爆死没者が名簿3冊に記される見込みです。