いよいよ夏のレジャーが本格化します。夏のレジャーの一つ「登山」に関する話題です。国内では毎年およそ500万人が登山を楽しんでいますが、危険を伴うこともあります。山で道に迷わないためにどうしたら良いのか?山岳遭難を防ぐために開発されたあるアプリが注目されています。

山での遭難4割が「道に迷った」

宮城県内で過去5年間に起きた山岳遭難は163件で、このうちおよそ4割の64件は道に迷ったことによるもので、25人が命を落としています。

そんな山岳遭難を防ぐことを目的に開発されたあるものがあります。そこで、実際に遭難防止のアイテムを利用している登山家に同行取材してきました。

登り大きなリュックを背負って山を登る男性、多賀城高校の山岳部顧問 佐藤寿正先生(46)です。

佐藤先生は山岳部を指導すること22年、インターハイに導いた経験もあります。そんなベテラン登山家の装備は…。

多賀城高校山岳部顧問 佐藤寿正先生:
「食料なのですが、きょう食べるお昼。それから万が一のためのガスバーナーとガス、故障が多いのでライターを入れておく…」

安全に山を登るための装備はおよそ30種類。今回、登るのは名取市にある五社山。山登り前に取り出したのがスマートフォンです。