生産者を訪ねると…ハウスの中は40℃!
ということで、浪江町の生産者を訪ねました。
松井アナ「きれいに咲いていますね」
NPО法人Jin・清水裕香里代表「ちょうど出荷が始まったので、あちこち切ってはいるんですけど」
松井アナ「お花のいい香りしますよ、やっぱり」

たくさんの花が咲いていて、とてもきれいなんですが…。
松井アナ「この時期のハウスって、中が暑いですね」
清水代表「今40℃でした。気温見たら」
ハウスの中は、立っているだけで汗だくになるほどの暑さ。本来トルコギキョウを栽培する際の適温は、30℃前後だといいます。ここ数年は温暖化の影響で暑すぎる時期もあるため、花が悪くならないように、よりていねいな手入れが必要になっています。

清水代表「40℃が8時間も9時間も続くわけではないので、トルコギキョウ自身も頑張ってくれているので、負けないように頑張っています」
愛情を込めて育てた花がオリンピックで使われたことは、生産者にとってもかけがえのない経験となりました。
清水代表「震災があって大変なことがあって、世界中の方から応援していただいたので、福島もこれくらい頑張っているよっていうのがちょっとお伝えできたかなと思います」
しかし、その後は新型コロナの影響で、結婚式や規模の大きな葬儀ができなくなったこともあり、花が余ることもありました。徐々にコロナ禍前に戻りつつあるいま、清水さんは、多くの人のもとに花を届けたいと話します。
清水代表「今年もぜひ結婚式だったり、亡くなった方の家族の方の最後のお別れに使っていただけたらと思います」

福島が世界に誇る花、トルコギキョウ。これからも私たちの生活を華やかに彩り続けます。