気温が上がり、厳しい暑さが続いています。屋外にとめた車に乗り込むと、暑さでハンドルも握れず、息苦しさを感じるぐらいの時もあります。暑い車内を効率的に冷やすコツをJAFに聞きました。

■15分で10度上がる車内の温度
JAFの調べによりますと、エアコンをつけていない状態の車内温度は、15分ほどで10度以上あがり、熱中症指数は最も高い「危険」になります。
(JAF鹿児島支部)原山大器さん「5分でも車の車内温度は急激に上がります。熱中症や脱水症状を起こす危険があります。」

サンシェードは、ダッシュボードなどの熱を和らげることは出来ますが、車内気温を大きく下げることは難しいといいます。
どのようにしたら一番早く車内を冷やすことが出来るのでしょうか?そこには2つのステップがありました。
■46度→26度に 一番早く車内を冷やす方法 2つのステップ
冷気を貯めようと、車の窓を閉めてエアコンをつけている人もいると思いますが、実は冷やすのに時間がかかってしまう「非効率的なやり方」です。
JAF原山さん「最初は、窓を全開にしてエアコンを最低温度に設定して走行するのが、一番車内温度を下げる効果として結果が出ます」
【第1ステップ 車の熱気を逃がしつつ冷やす】
最初のステップは「①エアコン最低温度で最大にし、外気循環に②窓を全開で走行」です。車内にこもった熱気を逃がして、エアコンの冷たい空気と入れ替えるのです。
■実際にやってみると…
(記者)「現在の車内気温は46度。かなり危険な暑さです」
エアコンの効きを最大限にするためには、まず車内の熱気を外に逃がす必要があります。そのために窓を全開にし、エアコンは最低温度にして、外気導入に設定。そのまま2~3分走行します。

(記者)「走り始めて3分経過。出発前は息がしづらいほど熱がこもっていたが、少しずつ和らいできました」