熊本県立大学の学生がアプリ開発で偉業達成です。その技術とアイデアが大手IT企業のApple(アップル)から評価されました。
熊本県立大学3年生の秋岡菜々子(あきおか ななこ)さんと山田雄斗(やまだ ゆうと)さん。

2人が成し遂げたのはApple主催の学生向けアプリ開発コンテストでの入賞です。
熊本県立大学 総合管理学部3年 秋岡菜々子さん「今回アップルの『Swift Student challenge』で入賞できたことがまるで夢のようです」

2人がそれぞれ開発したアプリは、日本の伝統文様とテクノロジーを掛け合わせた点が高く評価されました。

山田さんが開発したアプリ「結」は、伝統文様の線の色や太さを、指先だけで簡単に調整できます。
熊本県立大学 総合管理学部3年 山田雄斗さん「自分の好きな色や線の太さによって自由自在に伝統文様を作成することが可能になります」
例えば『麻の葉』の文様。

緑色で柔らかな雰囲気ですが、色を赤に変えると…華やかな印象に。

一方、秋岡さんが開発アプリは「Japattern Legacy」。

秋岡さん「36種類の伝統文様を紹介しています。それぞれの項目をタップすると文様に込められた願いなどの説明を提供しています」
世界中の人に日本文化を身近に感じてほしいと、クイズ機能を盛り込みました。

秋岡さんのアイデアにアップルのティム・クックCEOが興味を示しました。
秋岡さん「アップルのティム・クックCEOに自分たちの作品を紹介するという貴重な経験をさせていただきました」

そしてティム・クックCEOが秋岡さんにコメントを寄せました。
ティム・クックCEO「伝統文化を学ぶ手伝いをしていて素晴らしい。よりよい未来を作る開発者ですね」
高い評価を受けた2人。来年、さらに魅力的なアプリを出品するつもりです。














