出入り口以外からビーチに入れない現状 業者の言い分は
櫻井記者
「私は今、ビーチの入場口から200メートルほど離れた場所にいます。ご覧ください、このようにフェンスが張られ、入場口を通らないとビーチの中に入る事が難しい状況となっています」

民間業者によりビーチを囲うように張られたフェンス。入り口がある施設を通らないとビーチへのアクセスが困難な状況でした。
東京からの観光客
「海はみんなのものなのにお金を取るんだって、正直びっくりした。入らなかったです。まだ他にもビーチはたくさんあるのでここじゃなくてもいいかなって」
こうした状況を海岸の管理を担う県は把握しているのでしょうか?
沖縄県中部土木事務所の担当者
「海浜への入場料を徴収していないか?と確認に行っております。入り口や券売機などを確認しまして海岸利用者に対して一律に料金を徴収するような、海浜への入場料と誤解されるような表現になっていましたので改善を求めております」

県によるとビーチの利用者から「入場料を徴収して良いのか?」などの苦情が複数件寄せられたことから、去年8月に県は市と共に業者に対し入場料と誤解されるような料金の徴収をしないよう指導を行ったということです。
なぜ、このような料金の徴収を続けるのか、私たちはおよそ40年間に渡り、このビーチ周辺で飲食店などの営業を行う民間業者の代表を取材しました。
民間業者の代表
「弊社としては、あくまでも海浜への出入りは自由です。入場料としての海に入るからお金が出ますよという感じでは頂いておりません。ここでの使用する料金は頂いていない」

業者代表は頑なに入場料の徴収を否定しました。しかし、何度か取材を重ねると、ある本音を打ち明けました。