宮下知事は11日、“古巣”であるむつ市の山本知也市長と会談し、自身が携わった事業の進ちょくの報告を受けました。今後は、むつ市のみならず青森県内40の市町村政を発展させ県政を前進させる考えを強調しました。

宮下知事が和やかな様子で応接室に入り会談したのは古巣であるむつ市の山本知也市長です。この中で、今後の懸案事項として山本市長が説明したのが2026年度の利用開始を目指して設計が進んでいる「むつ総合病院」の新病棟の建設です。建設費は昨年度の時点では約154億円でしたが、物価や資材の高騰により膨らむ見込みです。

※むつ市山本知也市長
「(建設費は)昨年度公表から1.5倍くらいになっているので、これから県の支援もお願いしたい」

この要望に対して、宮下知事は明言を避けました。ただ、各市町村からの要望を共有する場は今後も積極的に設ける考えを強調しました。

※宮下宗一郎知事
「コミュニケーションを常にとっていくことは大切だと思いますので、(市町村長と)電話やネット上のやりとりを続けていって、市町村政をおおいに発展させて、県政を前進させたいと考えています」

宮下知事は、市町村長と直接情報交換するホットラインをすでに稼働させていて、今後も連携を深めていく考えを示しました。