脱丸刈り、中学生のホンネは?

お邪魔したのは、山口市の大内中学校。今のチームで、すでに5つの公式戦で優勝している勢いのあるチームです。髪型は自由ですが、部員38人のうち6人が丸刈りでした。早速、話を聞いてみると…
丸刈りの選手
「丸刈りはファッションでやってます。いやまあ、なんか人間の真の姿みたいな」
別の丸刈りの選手
「丸刈りがいいと思ってずっとしてます。デメリットは、友達によくたたかれますね…フフ。ちょっと遊び半分で。楽しいんですけど」
一方、丸刈りでない選手は…
選手
「丸刈りは強制じゃないし、おしゃれしたい年頃なんで。丸刈りにしないといけないんだったら、してもいいかな」
別の選手
「丸刈りは嫌だなとは思います。なんで野球部だけ丸刈りなの?とは思います」
広がる「多様性」や「個性」の尊重
勝ちたいという思いはみんな同じ。しかし、髪型を選ぶ理由や、丸刈りについての感じ方は本当にそれぞれでした。素直な意見が聞けて、多様性を尊重する考えが広がっているんだなと実感できたような気がします。そして、今年の山口大会は、去年まで禁止されていた声出し応援が解禁され、4年ぶりにコロナ前と同じかたちで行われます。
県高野連・山縣理事長
「今年の高校3年生は、中学3年生のときに中学校最後の大会が新型コロナの影響で中止になった世代。すべて出し切って欲しい」
高校3年生にとっては、歓声に包まれる球場で戦う「最初で最後」の夏。一人ひとりにできることがある…、プレーや応援でも個性、多様性が輝く瞬間を楽しみにしたいと思います。