高校球児に丸刈りであってほしい?視聴者アンケート結果は?
脱・丸刈りの動きをある意味、肌で感じることができました。選手や指導者たちの中では考えが変わってきているようですが、選手以外の皆さんの感覚はどうなんでしょうか。視聴者の皆さんにラインアンケートを行い、318人に回答頂きました。

「高校球児の髪型は丸刈りであって欲しいという気持ちはありますか?」。結果はこのようになりました。「丸刈りであってほしい」が23.6%。「丸刈りでなくてよい」が75.2%。「分からない」が1.3%となりました。「丸刈りでなくてよい」が7割以上ですが、一方で「丸刈りであってほしい」と思う人も2割程度はいることが分かりました。
脱丸刈りの流れ、専門家の見解は?
どう考えるべきなのか、現代の風潮について専門家に聞きました。

教育社会学専門 名古屋大学大学院・内田良教授
「丸刈りは、男性の中高生らしさ、あるいはすがすがしさというところで、もてはやされてきた。ただ時代も変わったので、私たちも考えをアップデートしていかないといけないのかなと思います」
そう話すのは、メディアへの出演も豊富な、校則や部活動の事情に詳しい名古屋大学大学院の内田良教授です。内田教授は他人に迷惑をかけない限りは、社会は原則、自由であるべきと考えています。
内田教授
「髪型は本人の身体に介入し、かつ同時に本人の私生活に介入することになるという点でも、それなりに慎重に対応しなければいけないことの1つだと考えています。丸刈りを禁止するということではなくて、丸刈りであれ長髪であれ自由にして下さいというところが大事かなと。まずは子どもたちが自由に活動できて、それを大人が喜ぶ、そういったどっしりと構えた大人の姿勢も必要かなと思います」
多様性や選択する権利、自由が尊重されるべきという考え方が広まっているようです。さて、大人たちの間で議論が進む中、これから高校球児になるかもしれない中学生はどんなことを考えているんでしょうか。聞いてきました!