■全然揃わない でもそれがいい・・・4人の背後に有能プロデューサーがいた


(動画)
「俺は悟空で…お前も悟空じゃん。どっちも…悟空」
「合わせるところだな」


「おじキュン!」の動画のSNSで、バズっているものにチャレンジするいわゆる「#踊ってみた」。しかしなかなか動きが揃いません。
(けんちゃん(大富謙司さん))
「リズムがワンテンポ遅れたりして、毎日踊ると絶えず筋肉痛なんで、仕事にも差支えがないようにできるだけがんばっています」

青の腹巻き担当・大富謙司さんの仕事は畳材の総合卸業。「おじキュン!」の反響はネットの外にも広がっています。
(けんちゃん(大富謙司さん))
「初めはね『何をおっさんやっとんな』と言われる方が多かったんですけど。やはりバズったんで。皆さんに応援いただけているので、是非これからもやっていきたいと思っています」
ダンスの練習と撮影は1回で2~3時間。この日は4本分を撮影しました。



(動画)
「ドはレモンのファ~♪」
「なんかそこ背中合わせになってたよ」

撮影担当はとーちゃんこと白瀬さんの妻の政江さん。おじキュンがチャレンジする題材を選ぶとともに、エフェクトなど編集も担当しています。

(撮影・編集担当 白瀬政江さん)
「TikTokを日々見ていく中で、よく見るダンスとよく聞く曲というのを『おじキュン!』でもできる範囲のものを選ぶ。プレッシャーとの闘いです。」



(りょうちゃん(神崎良一さん))
「何か盆踊りみたいだな」
「これが暑い。夏バージョンの腹巻きってないのかな?」
(撮影・編集担当 白瀬政江さん)
「これからどうしようかというところをすごく悩みますけど。いまある『おじキュン!』の継続というところを…これよりハードルを上げてしまうとみんなに負担がかかるので、今あるものをいかに継続していくかというところを考えています」

(りょうちゃん(神崎良一さん))
「√27は簡単にするとどうなるでしょう」
黄色の腹巻き担当・りょうちゃんこと神崎良一さんは塾の講師。「おじキュン!」への生徒の反応は?

(中学3年生)
「家族に見せたときは大笑いでかわいいの一言でした。(TikTokは)若い子だけっていうイメージが自分的には大きかったから、先生とかがやっていて『あっ面白いな』と」

(りょうちゃん(神崎良一さん))
「40~50年ブ~ンと一気に飛んで近しい感じがします。これからどういう風に発展していくのか、どういう風に自分が感じていることが広がっていくのか。何か…面白い。不思議なような面白い」

微妙なダンスのズレなどが「かわいい」と評価される「おじキュン!」。しかし本人たちはいたって真剣です。そこにバズった理由があるのかもしれません。
(とーちゃん(白瀬琢臣さん))
「部活みたいな時間なんですよね。子どものころにみんなと一緒に集まって遊んでいる。損得抜きで楽しい時間を作れたらな、というのが今の僕らですね」


(りょうちゃん(神崎良一さん))
「『和気町ってなんか変わったおじさんがいるな』とかね。『年寄りでもTikTokを使ってやるなんて進んでるんじゃないかな』とか、興味本位で和気町まで来てもらえても嬉しい」

すべては故郷・和気町の元気のために。4色の腹巻きを身に着けてきょうもおじさんたちはあなたにキュンを届けます。