民主党政権で総理大臣を務めた鳩山友紀夫(はとやま・ゆきお)さんが中野市で講演し、岸田政権の防衛費増額を批判した上で、より地域に主眼を置いた政治を進めるべきと提言しました。
鳩山元総理は2012年に政界を引退し、76歳の現在も東アジア各国との共生を目指す活動を続けています。

9日夜の講演では日本の防衛費増額について、ウクライナと東アジアは背景が異なり、「岸田政権は国民の危機感を過剰にあおっているのではないか」と疑問を投げかけました。
また、グローバリズムによって貧富の差が拡大する中、自国を優先する「ナショナリズム」や、国同士が軍事力を競う方向に進むことは危険だと述べました。

■鳩山由紀夫元首相 「大事なことはグローバルでもナショナルでもない中間のリージョナルというのですが地域に一番の主眼を置いた政策を作るべきはないか」

今回は県関係の国会議員の集会で講演したもので、およそ150人が元総理の話に耳を傾けました。














