北朝鮮は福島第一原発の処理水放出計画を「積極的に庇護、助長した」などとして、IAEA=国際原子力機関を批判する談話を発表しました。

これは朝鮮中央通信に掲載された北朝鮮の国土環境保護省の局長の談話です。処理水の放出計画については、「人類の生命安全と生態環境に致命的な悪影響を及ぼす」などと改めて反対を表明しました。その上でIAEAについては、放出計画を「積極的に庇護し助長している」を批判しました。

また、アメリカや韓国が日本の計画を歓迎する立場を示していると主張した上で、「人類の生命や安全、生態環境などは眼中にない一部の不純勢力によって地球の生態環境が重大に脅かされている」と指摘。「アメリカのような国々こそ、地球村の外に一刻も早く放流しなければならない」としました。