中国のネット通販最大手「アリババグループ」の傘下「アントグループ」に対し金融当局は、日本円でおよそ1400億円の罰金を科したと発表しました。

中国証券監督管理委員会の発表によりますと、「アントグループ」は消費者保護や銀行、保険に関する業務で違法な行為があったとされ、71億2300万元=日本円でおよそ1400億円の罰金を科したということです。

「アントグループ」はネット通販最大手「アリババグループ」の傘下で、スマホを使った決済サービス「アリペイ」を運営しています。

2020年10月に創業者のジャック・マー氏が金融当局を批判すると、直後に予定していた香港と上海の証券取引所への新規上場が延期となり、金融当局から業務の改善や指導を命じられ是正を行ってきました。

当局は一連の問題は大部分が改善されたと発表しています。