本業は鍼灸・マッサージ師。。。なぜ「珈琲」の道へ??

武川さんの本業は鍼灸・マッサージ師。5年ほど前、勤務先の高齢者施設の同僚に、趣味で焙煎していた珈琲を振舞ったことをきっかけに始めたのが「たけちゃん珈琲」です。

(武川 浩昭さん)
「珈琲とマッサージどちらも癒しになると思うので、コミュニケーションをとりながら『美味しかった』とか『ゆっくりできた』とか言ってくれているのをイメージして焙煎している」

「たけちゃん珈琲」で、誰かの背中を押せたら

武川さんは昨年(2022)5月から岡山市の洋食店で週に1度、実演販売をしています。

珈琲ができるまでの様子を実際に見て、香りも楽しんでほしいとその場で焙煎。苦みや酸味が強すぎないまろやかな味わいに仕上げます。

「自家焙煎した、たけちゃん珈琲です。試飲どうぞ」

(客)「苦みが少なく飲みやすかった」

(客)「very very nice」

(ニコニコキッチンさんさん 山本龍オーナー)
「香りもいいし、焙煎作業を見られるというのがイベント感があるので、お客さんにとってもいいと思う」

目が見えない自分がつくる珈琲で、「誰かの背中を押せたら」という思いを込めて焙煎する武川さんです。

(武川 浩昭さん)
「お客さんにひとりひとりに喜んでもらえることを続けて、ハンデがある人でも『頑張っている』と感じていただいていると思うので、迷ったり落ち込んだりしている人が『私も頑張ろう』と思えるように、そういう部分でもお役に立てたらと思っています」

「音」と「香り」を頼りに生み出された優しい味の「たけちゃん珈琲」。癒しの一杯、いかがですか?