将棋の藤井聡太七冠。前人未踏の八冠に向けて、王位のタイトル防衛をかけた熱い戦いが、地元・愛知で始まりました。

午前8時半、会場の豊田市能楽堂にやって来たのは、挑戦者の佐々木大地七段(28)です。
今週月曜日(3日)の棋聖戦に続き、7日から王位戦でも藤井七冠と対戦です。

(大野和之記者)
「藤井聡太七冠が到着しました。今から会場に入ります」
着物姿で会場に入った藤井七冠。前人未踏の八冠を目指すには、この王位戦でタイトルを失うわけにはいきません。

緊張の、王位戦七番勝負。

先手は、王位4連覇を目指す藤井七冠です。

対する、佐々木七段は、藤井七冠(20)の8歳年上。棋聖戦では藤井七冠に、タイトル防衛に王手をかけられています。

(藤井聡太七冠)
「豊田市は私の住んでいる瀬戸市の隣でもあるので、子どもの頃から将棋の大会や観光でよく来ていた。そういった所で今回対局をするのはなじみ深いこともあってうれしく思う。王位戦だと、第1局を落としてしまうことがこれまで多いので、最初から集中してのぞんでいきたい」
七冠を達成してから、地元・愛知で対局するのは7日が初めて。


一方で、将棋ファンは全国から豊田にやって来ました!

(将棋ファン)
「千葉県から来た。きのうの前夜祭に参加してトートバッグをいただいた。初手も観覧してホテルのプランで出してもらった。ドキドキで本当に厳かな雰囲気で」

(将棋ファン)
「東京から来た。八冠が届く所まできているので、ぜひ見届けたいなと思う。がんばれ!」