マイナンバーに別人の情報が間違って紐付けられるトラブルが相次いだことを受けて、政府の個人情報保護委員会は、デジタル庁に立ち入り検査する方針であることが分かりました。

マイナンバーをめぐっては、別人の保険証や銀行口座と間違って紐づけられるなどのトラブルが相次いでいます。

こうしたなか、政府の個人情報保護委員会は、早ければ今月中にもデジタル庁に立ち入り検査を検討していることが分かりました。

委員会は、マイナンバーと口座の登録ミス自体は自治体などで発生したものの、デジタル庁がリスク管理や対策を怠っていたことを重く見ていて、マイナンバー法に基づく行政指導も検討しています。

河野デジタル大臣
「公表されている対応状況については承知しているが、現時点で決まっていることはない。デジタル庁としては個人情報保護委員会の求めに応じて、適切に対応する」

河野大臣はこのように述べて、適切に対応する考えを示しました。