7月7日、愛知県豊田市で開幕する「王位戦七番勝負」。

藤井聡太七冠が最年少で名人になって以降、初めて地元・愛知で迎える対局の舞台は豊田市能楽堂。


王位4連覇を目指す藤井七冠は、現在行われている「棋聖戦五番勝負」でも佐々木大地七段の挑戦を受けていて、7月3日の棋聖戦第3局では藤井七冠が勝ち、ここまで2勝1敗で棋聖4連覇に王手をかけています。


王位戦でもタイトル防衛に向け、地元で幸先良く白星発進できるか注目です。

王位戦は2日制で行われ、持ち時間はそれぞれ8時間。

7日は午前9時に対局が始まり、第1局の決着は8日の夜になる見込みです。


地元・豊田市での開催で、否応なしに注目が高まっているのが「おやつ」。

初日の7日は、豊田商工会議所が地元の“お土産”にふさわしいとして認定した「豊田のイチオシおみやげ」14品の中から選ばれる見通しです。

実際に選ばれる「おやつ」が何なのかは7日までのお楽しみですが、14品の中からチャントが特に注目したおやつを紹介します。


まずは、地元の食材をふんだんに使った「糀プリン」。

地元の養鶏場で朝採れたばかりの新鮮で濃厚な卵を使い、カラメルソースの隠し味として、これまた地元産の味噌を加えています。

地元の愛がたっぷり込められた、このプリン、藤井七冠に選ばれたら?

(BIG SMILE 那須徳行代表)
「めちゃくちゃ嬉しいです。暑いので冷たいものでスッキリして、対局に挑んでいただきたい」


次に注目したのは「バターサンド」。

北海道産の小麦とバターを使ったサクサクのクッキー生地に、コクのあるバターミルククリームを挟み込みました。

香り豊かなラムレーズンや、濃厚なビターチョコ、アールグレイのパウダーが入ったものなど種類も豊富で、思わず目移りしそうです。

(think スタッフ 小瀧裕紀さん)
「身近に来ていただけると思っていなかったので、すごく光栄というか嬉しい」

お店のお客さんも…。

(来店客)
「すごくおいしそうなので、ぜひ選んでもらえたら。甘いものを食べれば気分も変わるかなと思うので。久しぶりに愛知県(開催)なので頑張ってほしい」

最後は「抹茶のテリーヌ」。

地元の老舗お茶園の濃厚な抹茶と絶妙に混じり合う、ホワイトチョコのくちどけの良さが特徴です。

(菓子工房シュヴァリエ 原泰潔代表)
「選ばれたら、とても光栄ですし。(藤井七冠が)瀬戸の方なので、隣町ということもあって応援したいと思います」

対局の行方は勿論ですが、貴重な地元開催だけに豊田が誇るおやつからも目が離せません。