国内有数の「ヨシ原」が広がる宮城県石巻市の北上川河口で6日、地元の小学生が、特産のヨシを植え付ける作業に挑戦しました。
児童:
「これは、めっちゃ行ったでしょ。いいのできたでしょ」

北上川の河口で行われたヨシの植え付けには、地元の北上小学校の5年生12人が参加しました。ヨシが生い茂ったところから株を掘り出した後、ヨシが生えなくなった場所に移植しました。

かつて北上川の河口付近では、およそ200ヘクタールにわたってヨシ原が広がっていました。しかし、震災の津波や地盤沈下で面積は半分となり、現在は、7割程度まで戻っています。
児童:
「掘るときに力を入れなければならないけど、力を入れるのが難しかった」
「3メートルぐらいにまで育ってほしい。大きく育って、川の水をきれいにしてほしい」

この後、背丈が3メートル以上あるヨシ原に入りました。そして、環境省の「日本の音風景100選」にも選ばれている、風になびくヨシが奏でる音に耳を傾けました。

児童たちは生き物にも触れながら、ふるさとの自然の豊かさを感じていました。














