■野菜・肉・魚…今後の値段は? スーパーマーケットに聞くホントのところ

野菜の値段も上がっています。
玉ねぎ、大根、キャベツ、じゃがいも。特に玉ねぎは、練馬区のスーパー「アキダイ」での4月の取材では、1袋380円(価格はすべて税抜)と高値の状況でした。
現在値段はどうなっているのでしょうか?アキダイの社長に聞きます。

ーー玉ねぎが高いと聞いていましたが、どうなりましたか?
スーパーアキダイ 秋葉弘道社長:
多少下がりました。玉ねぎが380円から298円。ただ、今の時期、本当はもっともっと下がるんですよね。平年ですと、もう1個プラスされて、今の値段の半値ぐらいというイメージなんですけど、ちょっと下がりきれていないですね。
ーー今後は値下がりしますか?
秋葉社長:
1回もうちょっと下がります。でも、根本的な値下がりは秋口です。9月になって下がるという感じですね。
ーーじゃがいもは?
秋葉社長:
じゃがいもは下がりました。4月に298円だったのが、180円。これはもう2倍売れてます。
ーー他の野菜は?
秋葉社長:
大根が238円から180円。キャベツが238円から、198円。大根やキャベツはこれからもっと下がります。値下がりのスイッチが入ったって感じですね。天候次第ですね。天気予報次第ですけど、今の価格の半分くらいに下がっていくという。

ーー牛肉は?
秋葉社長:
やはり牛肉は高いですね。アメリカンビーフなど輸入の肉は、輸送コストが上がったり、円安の影響がありまして、非常に高いです。一方で国産の牛肉はまだ安い状態ですね。
100グラムあたり
アメリカ産 199円(税抜)
国産 179円(税抜)
国産の方がちょっと安いという状態がまだ続いております。
ーー鶏肉は?
ブラジル産の鶏肉はコロナ禍以前には、2キロ780円で売っていたんですが、今は1580円。2倍以上という状況です。これは輸送コストや円安の影響とか、あと働き手の問題もあります。それに加えて、国産の鶏肉も大体5か月ぐらい前から100gあたり20円ぐらい上がっている状況ですね。
ーー魚は?
これはいい話ですよ。近海で取れる魚、例えばサバとか、カツオ、アジなどが非常に安いです。カツオは今の時期「初ガツオ」と言って、通常脂がのっていないんですが、2022年は脂ものっていますし、アジも脂乗りがいいです。非常におすすめですね。やはり雨などの影響が続くとちょっと値段が上がってしまうということはありますけど、基本的にはとてもいい状況ですね。
■家計のやりくりにおすすめなのは“お米”

ーー木村さん、お米やパンはどうですか?
木村氏:
お米は安いです。外食向けの引き合いが弱くなったので、コロナ禍になってから在庫がどんどん増えている状態です。
ーー秋葉社長、お米はどうですか?
秋葉社長:
お米はとても安定しています。日本国内の需要が若干減っているというのもあります。今パンがすごく大変な状況ですよね。世界的な不足で小麦が高騰しているので、パンの値上がりに直接繋がっていますよね。
一方でお米というのは、糖質オフなどで食べていない方も多かった。日本にはお米はしっかりあります。ですから米農家を助ける意味でも、朝ごはんはお米に替えましょう。そうすればバッチリですよ。お魚も安いし完璧ですよね。もう「昔の日本の朝ごはん」、これで行きましょう。
(ひるおび 2022年5月30日放送より)