今年上半期の岩手県内の企業倒産は23件で、負債総額は前の年の同じ時期を16億円上回る38億円に上りました。

 東京商工リサーチ盛岡支店によりますと、今年1月から6月までの岩手県内の負債1000万円以上の企業倒産は去年上半期より1件多い23件で、負債総額は76%増の38億5400万円でした。
 このうち新型コロナウイルス関連の倒産は10件でした。
 産業別では「サービス業他」が10件と最も多く、倒産の原因については「販売不振」が16件で最多となっています。
 今後の見通しについて東京商工リサーチ盛岡支店は、「コロナ支援の終了や物価高の影響などにより、倒産件数が増加する可能性が高い」と指摘しています。