記者「検問所がありますね」

行く手に現れたのは検問所。通過する車を一台一台、チェックしています。たどり着いた先にあったのは厳重な柵で囲われた施設。窓には鉄格子。監視塔らしき建物もあります。

近づこうとすると住民だと名乗る2人組の男性が現れ、撮影を中止するよう求めました。

この学校も以前は再教育施設だったと近所の住民は話します。

ここに2年間、両親が入っていたと証言する男性がいました。

ウイグル族の男性「両親が行っていました」

ーーなぜ施設に?
ウイグル族の男性
携帯の内容に問題があったから。検索で(政治に関わる)問題があるものを見たから」

ーー施設で何をしていたのですか?
ウイグル族の男性
「中国語(の勉強)」

施設について中国政府は2019年3月に説明をしています。

中国外務省 耿 爽(こう・そう)報道官(当時)
「職業技能教育訓練センターはテロ対策のための予防的措置だ。センターはアメリカや西側が誇張している再教育収容所ではない

貧困対策やテロ対策として職業訓練や中国語教育を行ったと主張。2019年にはすべて閉鎖したとしています。