現在の大量生産・消費・廃棄というシステムによるゴミ問題が世界的に指摘される中、循環型社会の実現に少しでも貢献しようと石川県加賀市の企業が新たな取り組みを始めました。

石川県加賀市宮町にあるソディック加賀事業所。神奈川県横浜市に本社があり工作機械や産業機械などを開発・製造している企業です。
およそ700人が働く加賀事業所の食堂棟では6月30日から野菜の販売が始まりました。販売されているのは金時草やキュウリ、ミニトマト。この野菜はなんと循環型農業で栽培されたものです。
食堂棟の入口に設置されたのは廃食油用の回収ボックス。従業員が家庭から持参した廃食油の入ったペットボトル。500ミリリットル以上をボックスに1本入れるとリサイクルポイントが1ポイント貯まり、ポイントが3ポイントになると野菜と交換することができます。
従業員
「揚げ物が楽しみになった。ちょっと出してポイント貯めて、野菜をいただけるので季節の野菜を楽しみにしながら」
「(油は)ゴミで捨てるのもちょっと気が引けるなという所があったから、せっかくリサイクルに回していけるのならしてもらいたいな」














